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		<title>短文</title>
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		<description>主に夢、簡単な文を載せます。</description>
		<dc:language>ja</dc:language>
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		<title>white day</title>
		<description>
コンコン

今日は任務がないから久しぶりに昼間で寝ていた私を起こしたのは、少し控えめなノックだった。

「&amp;amp;hellip;あい」

寝惚け眼で小さく返事をして、がたがたと色んなものにぶつかりながら戸を開けると、黒髪の見慣れた彼がいた。

「&amp;amp;hellip;サスケ？」
「お前、寝...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p><br />
コンコン<br />
<br />
今日は任務がないから久しぶりに昼間で寝ていた私を起こしたのは、少し控えめなノックだった。<br />
<br />
「&hellip;あい」<br />
<br />
寝惚け眼で小さく返事をして、がたがたと色んなものにぶつかりながら戸を開けると、黒髪の見慣れた彼がいた。<br />
<br />
「&hellip;サスケ？」<br />
「お前、寝てたのか？」<br />
「あい」<br />
「今何時だ」<br />
「&hellip;んー？」<br />
「２時」<br />
「えー」<br />
「寝たのは？」<br />
「&hellip;９時」<br />
「もはや冬眠だな」<br />
<br />
サスケは小言を言いながら、当たり前のように部屋にあがった。<br />
<br />
「飯も食ってないのか？」<br />
「うん」<br />
「&hellip;はぁ」<br />
<br />
そう言うなり、何のお構いもなしにサスケは冷蔵庫を開ける。「&hellip;おい、お前買い物ぐらいしろよ」「うーん」「聞いてねーな」「聞いてます聞いてます」「もういい、これでいい」<br />
<br />
サスケは手際よく残った数少ない材料を使って、オムレツを作ってくれた。さすがサスケ！ビバ一人暮らし！だてに主夫やってないな！<br />
<br />
「ほら」<br />
「わあーい」<br />
<br />
ほかほかのそれを目の前にして、ようやく意識がはっきりしてきた。向かいの席に座っているサスケはお茶を飲みながら私の様子を伺っている。<br />
<br />
「&hellip;おいしいよ」<br />
「あぁ」<br />
「サスケ、一緒に住む気ない？」<br />
「ゔっ」<br />
「ああ、大丈夫？」<br />
「急に変なこと言うな」<br />
「え、変かなあ？いいじゃん。私も一人暮らしだから」<br />
「そういう問題じゃ、ない」<br />
「咽たの？大丈夫？じゃあどういう問題？」<br />
「&hellip;色んな」<br />
「例えば？」<br />
「お前昼過ぎに起きるからだめ」<br />
「えー、今日は偶々だよ」<br />
「うそつけ」<br />
「&hellip;そういえば、今日はなんで来たの？」<br />
「&hellip;あ」<br />
「ん？」<br />
「今日何日だ」<br />
「ん？んー&hellip;あ、１４日」<br />
「ほら」<br />
<br />
そう言ってサスケはぶっきらぼうにクッキーをくれた。<br />
<br />
「わあ、ありがとうううう」<br />
「感謝しろ」<br />
「なんで偉そうなんだろ&hellip;まあいいや」<br />
<br />
そっとリボンを解いてクッキーを食べると、優しい味がした。<br />
<br />
目の前にはほかほかのオムレツ。そして向かいに愛する人。そっと微笑んでお茶を飲んでる。優しい味のクッキー。暖かな昼の休日。<br />
<br />
ああ、なんだか<br />
<br />
「幸せ」<br />
「&hellip;あぁ」<br />
「&hellip;いつか、こんな未来がきたらいいな」<br />
「&hellip;」<br />
「サスケと結婚したい」<br />
「言ってろ」<br />
<br />
困ったような優しい笑顔。この瞬間瞬間が、宝物です。<br />
<br />
（当たり前のようなのに、なんでこんなに儚い）<br />
&nbsp;</p>
<div style="text-align: right">NARUTO/サスケゆめ</div>]]></content:encoded>
		<dc:subject>未選択</dc:subject>
		<dc:date>2010-03-14T23:34:17+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/19/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/19/</link>
		<title>雪のように壊れやすくて愛しいから</title>
		<description>がやがや、わいわい、騒がしい。
そこにいるのは、見知ったメンバーたち。
分かってる。佐之がこいつらと仲が良くて、いつも一緒にいることは。
だけど、今日って。
「ねえ、佐之。どういうことか説明して」
「ん、えっと&amp;amp;hellip;そうだな」
今日はクリスマス。
確かに二人で過ごそうなんて約...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>がやがや、わいわい、騒がしい。<br />
そこにいるのは、見知ったメンバーたち。<br />
分かってる。佐之がこいつらと仲が良くて、いつも一緒にいることは。<br />
だけど、今日って。</p>
<p>「ねえ、佐之。どういうことか説明して」<br />
「ん、えっと&hellip;そうだな」</p>
<p>今日はクリスマス。<br />
確かに二人で過ごそうなんて約束はしてないけど、佐之はそれが分からないやつじゃない。<br />
私が二人で過ごそうと思ってたことなんてきっと分かってるはずだし、それが佐之にとっても当たり前だと思ってた。<br />
なのに、</p>
<p>「いや、こいつらがどうしてもって言うからよ&hellip;」<br />
「&hellip;」<br />
「すまん！」</p>
<p>頭を下げる佐之。<br />
だけどそんな佐之を見ても許してあげる気にもならないのは、平助と新八が相変わらずうるさいからだ。<br />
私は、ため息をついて言葉を続けた。</p>
<p>「それならいいよ。３人で楽しめば」<br />
「あ、ちょ、おい！」</p>
<p>もういい、と佐之の部屋を出る。別に、いいや。<br />
怒ってるわけじゃない。平助と新八が嫌いなわけじゃない。<br />
だけど、少し&hellip;悲しかった。</p>
<p>「待てって！」</p>
<p>手を捕まえられてしまった。<br />
運動神経がいい佐之に、私が逃げ切れるわけがなかった。</p>
<p>「&hellip;悪い」<br />
「だからいいって」<br />
「&hellip;違うんだよ」<br />
「なにが」<br />
「平助たちを呼んだの、俺なんだ」<br />
「え？」</p>
<p>どういうことだろう。そうなってくると、話が違う。<br />
それじゃあ佐之はわざと二人きりになるのを避けたってことだ。<br />
悲しみが怒りへと段々変わりつつある中、佐之が切り出した。</p>
<p>「俺、絶対我慢できねぇだろうから」<br />
「え？」</p>
<p>次の瞬間、抱き寄せられた。<br />
大きな佐之の体に包まれると、怒りなんかすうっと引いた。</p>
<p>「俺&hellip;お前のこと大事にしてぇんだよ」<br />
「&hellip;」<br />
「でも&hellip;それで傷つけてちゃお仕舞いだよな」<br />
「佐之&hellip;」<br />
「悪かった」</p>
<p>再び、佐之の手に力がこもる。<br />
愛されてるなあ、なんて実感しちゃったから、次離れたときにはあの騒がしい部屋に戻ってやろうかな。</p>
<p style="text-align: right">薄桜鬼/佐之夢</p>]]></content:encoded>
		<dc:subject>拍手</dc:subject>
		<dc:date>2010-02-10T15:59:37+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/18/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/18/</link>
		<title>ケーキよりも甘い</title>
		<description>
&amp;amp;nbsp;「&amp;amp;hellip;なに、これ？」
ああ、やっぱりだめだったか。どうしよう。殺されるかもしれない。
それくらい、総司の瞳は怒りで輝いていた。
相変わらず笑ってはいるのだけど、まったくもって素敵な笑顔じゃない。むしろ怖い。
「どういうこと？これ」
そう言って総司は私に向きなおっ...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p><br />
&nbsp;「&hellip;なに、これ？」</p>
<p>ああ、やっぱりだめだったか。どうしよう。殺されるかもしれない。<br />
それくらい、総司の瞳は怒りで輝いていた。<br />
相変わらず笑ってはいるのだけど、まったくもって素敵な笑顔じゃない。むしろ怖い。</p>
<p>「どういうこと？これ」</p>
<p>そう言って総司は私に向きなおった。<br />
総司が言っているのは、この現状のこと。</p>
<p>「どうって&hellip;だから見ての通り、クリスマスパーティだよ！」</p>
<p>そう、クリスマスパーティ。<br />
私の家にはすでに平助やはじめ、勿論佐之たちなんかがいて、楽しそうにお祭り騒ぎをしている。<br />
だって今日はクリスマスだから、クリスマスパーティをして何が悪い。</p>
<p>「&hellip;はめたの？」<br />
「え？」</p>
<p>総司の声は小さく穏やか。だけど、全然優しい声色じゃない。</p>
<p>「僕、昨日は部活で遅くなって、結局あんまり一緒にいれなかったよね？」<br />
「う、うん」<br />
「それで今日は、一緒にいようって&hellip;話、しなかったっけ？」<br />
「し、したよ。だから&hellip;一緒でしょ？」</p>
<p>まあ一緒にいることは変わりない、はずだ。<br />
しらばくれる私に総司はため息をついて、そう、とだけ呟いた。<br />
え、どうしよう。やっぱ怒ったよね？</p>
<p>「そ、総司？」<br />
「なに？いいよ、君がそのつもりなら」<br />
「ど、どういうつもり？」<br />
「僕を、怒らせたいんでしょ？」</p>
<p>にっこり、と折り紙つきの美しい笑顔。<br />
だけど、怖い。</p>
<p>「あ、待って総司！」</p>
<p>総司はそう言うと、出て行ってしまった。<br />
私は、それを追いかける。追いかけないわけにはいかない。</p>
<p>「総司、ごめん&hellip;」<br />
「なんでパーティ？なんで二人じゃないわけ？君は二人でいたくないんだ？僕と二人は嫌なんだ？」<br />
「そ、そんなことない&hellip;けど」<br />
「けど、なに？先に言っておくけど、僕そう簡単に許すつもりないから」<br />
「&hellip;」<br />
「&hellip;あのね、泣かないでくれる？」</p>
<p>だって、怖い。私も泣くのはおかしいと思いながらも、止められなかった。<br />
そんな私に、総司はため息ひとつ落としてうな垂れた。</p>
<p>「泣きたいのはこっちなんだけどな」</p>
<p>はっとして視線を総司に戻すと、キスをされた。苦しい。<br />
切れる息が、白く上がる。</p>
<p>「&hellip;なんで、こんなことしたの？」<br />
「だ&hellip;だって、緊張するじゃん！&hellip;クリスマスに二人って」<br />
「え？」</p>
<p>総司はあっけらかんとした顔をしたと思ったら、続けて笑い出した。<br />
私はといえば、絶対真っ赤だ！顔が熱すぎる。</p>
<p>「なんだ。そんなこと」<br />
「そんなことって&hellip;」<br />
「僕もしてたよ、緊張」<br />
「え？う、うそだ」<br />
「ほんとだって。当たり前でしょ？好きな子と初めて過ごすクリスマスなんだから」<br />
「！」</p>
<p>再び唇が触れ合った。だけど今度は違う。さっきみたいな苦しいキスじゃない。<br />
優しくて、心地良い。</p>
<p>「&hellip;戻りたくないな、あの部屋」<br />
「！」</p>
<p>総司はまだ顔が近いままで喋る。<br />
私の唇を時々触りながら、意地悪な笑みを零す。<br />
総司の吐息が、顔にかかって仕方ない。</p>
<p>「このまま、僕の部屋に移動しようよ」<br />
「え！だって、私の部屋、平助たちが、」<br />
「それぐらい我慢してよね。僕を騙した罰。平助たちに部屋ぐらいめちゃくちゃにさせてやりなよ」<br />
「&hellip;」<br />
「僕が君を、めちゃくちゃにするからさ」<br />
「！」</p>
<p>なんだその決め台詞！<br />
思いっきりつっこんでやりたかったけど、顔が冗談を言う顔じゃなかった。<br />
それに、どきどきしすぎて心臓が死にそうだ。（いやむしろ元気？）</p>
<p>「楽しいね、クリスマス」</p>
<p>悪魔みたいなその笑顔にも、またどうしようもなく心臓がうるさくなる。</p>
<p style="text-align: right">薄桜鬼/沖田総司</p>]]></content:encoded>
		<dc:subject>拍手</dc:subject>
		<dc:date>2010-02-10T15:58:31+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/17/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/17/</link>
		<title>サンタさんは人気者です</title>
		<description>
がやがやといろんな人の声が聞こえる教室で、一際うるさい声が廊下を通った。
何人組みかで騒いで走り回るそいつらは、先生たちから逃げ回っている。
こんな寒いのによく廊下ではしゃげるなあ、と感心しているのをやめて、一人を呼び止めた。
「平助！」
「ん、おお！」
普通に教室を通り過ぎようとした...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p><br />
がやがやといろんな人の声が聞こえる教室で、一際うるさい声が廊下を通った。<br />
何人組みかで騒いで走り回るそいつらは、先生たちから逃げ回っている。<br />
こんな寒いのによく廊下ではしゃげるなあ、と感心しているのをやめて、一人を呼び止めた。</p>
<p>「平助！」<br />
「ん、おお！」</p>
<p>普通に教室を通り過ぎようとした平助は、そのまま後ろ向きに歩いて帰ってきた。</p>
<p>「なんだ？」<br />
「今日どうする？」<br />
「あー&hellip;今日&hellip;今日なあ」</p>
<p>平助はがしがしと頭を掻く。<br />
今日はクリスマスイヴだから、何かしたいんだけど&hellip;<br />
結局何も思い浮かばないみたいだ。<br />
まあ、予想通りといえば予想通りだけど。</p>
<p>「なんかイルミーネーションでも見に行くか？」<br />
「うーん&hellip;」<br />
「だよなあ」</p>
<p>すると、平助を呼ぶ声が他方から。<br />
彼は人気者だから、長く話すこともできない。</p>
<p>「あ、ああっと&hellip;待ってて、あ&hellip;うーん」</p>
<p>平助は誰をとるか迷ってるみたいだった。<br />
おまけに土方先生まで追加されて、もう誰を選べばいいのか分からない状態。<br />
そんな彼に私は助け舟を出さずにじっと見ていた。<br />
誰を選ぶんだろう。</p>
<p>「なんか、行きたいところ考えておけよ」<br />
「ん、」</p>
<p>次の瞬間、彼は当たり前のようにこの教室で頬に口付けた。<br />
じゃあなと軽く言葉を残すと、みんなが呆気に取られている中で、平助だけが普通に土方先生のところへ向かった。</p>
<p>「&hellip;」</p>
<p>天然のたらしは間違いない。<br />
どうかこの真っ赤な顔を誰にも見られてませんようにと、注目の中で祈った。</p>
<p style="text-align: right">薄桜鬼/藤堂平助夢</p>]]></content:encoded>
		<dc:subject>拍手</dc:subject>
		<dc:date>2010-02-10T15:56:53+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/16/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/16/</link>
		<title>拍手より土方夢</title>
		<description>
小さくて白いものが、ふわふわと空から降ってきた。
そうか、今日はホワイトクリスマスなんだ。
そっと息を吐くと、白くふわりと浮かんだ。
こうしていると、なんだか寂しくなってくる。
私は土方さんを待っていた。
彼は生徒会役員、しかも会長だから、何かと忙しいのだろう。
わかってる。―――わ...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p><br />
小さくて白いものが、ふわふわと空から降ってきた。<br />
そうか、今日はホワイトクリスマスなんだ。<br />
そっと息を吐くと、白くふわりと浮かんだ。<br />
こうしていると、なんだか寂しくなってくる。</p>
<p>私は土方さんを待っていた。<br />
彼は生徒会役員、しかも会長だから、何かと忙しいのだろう。<br />
わかってる。―――わかってる、のに</p>
<p>「&hellip;さむい」</p>
<p>言いようもない寂しさがこみ上げてくる。<br />
周りはもう誰もいない。<br />
さっきまでいた騒がしいカップルたちはもうどこかへ行ってしまった。<br />
ぽつりぽつりと人が通るたびに、期待するのはもうやめた。</p>
<p>「お前、まだ待ってたのか」<br />
「&hellip;！」</p>
<p>しかもこんなところで、と呆れ顔で出てきたのは、まさしく土方さんだ。<br />
やっと来た！と、素直に喜びたいところだけど、待ってた人に対して何だろうこの言い草は。<br />
さっきまでの寂しさが怒りに変わりそうだ。</p>
<p>「誰のせいで、」<br />
「冷てぇ」</p>
<p>土方さんは私の台詞を無視して、ぎゅ、と手を握った。<br />
雪みてぇだぞと呆れ顔で言う彼に、少し体温が上がった。</p>
<p>「遅くなって悪かった。もっと早く終わる予定だったんだが」<br />
「ほんとにそうですよ」</p>
<p>ふん、と鼻を鳴らすと、くしゃりと頭を撫でられた。</p>
<p>「それにしても、中で待ってりゃあよかったじゃねぇか。よりにもよってこんな寒ぃ日に外って」<br />
「最初は中で待ってましたよ。でもみんなの視線が痛いんですもん&hellip;」</p>
<p>特に、カップルの視線が。<br />
きっと気にしてるのは私だけなんだろうけど。<br />
そう言うと土方さんの眉が下がって、仕方なさそうに微笑む。</p>
<p>「悪かったよ、ほら」</p>
<p>ふわりと、土方さんの香りがしたかと思うと、首が温かくなった。<br />
土方さんのマフラーだ。</p>
<p>「これで許せ」<br />
「許せって&hellip;」</p>
<p>強引だけど、優しい瞳。<br />
そんな顔をされると、私は何も出来なくなる。</p>
<p>「&hellip;好きで待ってたんですから、もういいです」<br />
「&hellip;そうか」</p>
<p>土方さんは少し微笑むと、手を引っ張って歩き出した。</p>
<p>「どこに行くんですか？」<br />
「そうだなー&hellip;すっかり遅くなっちまったからな。行きたい所とかあるか？」<br />
「&hellip;いえ、特に」<br />
「んー、なら俺ん家行くか」<br />
「え？土方さんの家？」<br />
「なんだよ」<br />
「土方さんって実家でしたっけ？」<br />
「いや、一人暮らしだな」<br />
「&hellip;」<br />
「なんだよ？嫌か？」<br />
「い、嫌じゃないですけど&hellip;」<br />
「なんだよ、はっきり言え」<br />
「&hellip;なんか変なこと、しないですね？」<br />
「そりゃするだろ」</p>
<p>即答だった。</p>
<p>「するんですか！」<br />
「お前&hellip;クリスマスに男の部屋行ったらそれしか、」<br />
「それ以上言わないでください！」</p>
<p>なんだかどっぷりと疲れた。<br />
対する土方さんは何がだめなのかもさっぱりといった感じだ。<br />
この人は&hellip;！</p>
<p>「嫌なら、別にいいけどよ」<br />
「い、嫌、とかじゃないですけど&hellip;」<br />
「&hellip;んならなんだよ？」</p>
<p>少なからず、不機嫌になった気がする。<br />
まずい。土方さんは怒らせると怖いのだ。</p>
<p>「あ、あの&hellip;なんていうか&hellip;」<br />
「&hellip;」<br />
「&hellip;まだ、その&hellip;」<br />
「&hellip;」<br />
「ひ、土方さんのことは、だ、大好きです、いやなんかじゃ、ない&hellip;ですけど&hellip;」<br />
「&hellip;もういい」<br />
「え、」<br />
「これで我慢してやる」<br />
「！」</p>
<p>次の瞬間唇が重なる。<br />
苦しくなる息が、白くあがる。<br />
涙が零れるのは、苦しいからか。彼が、好きだからか。</p>
<p>「泣くなよ」<br />
「&hellip;だって、」<br />
「悪かったよ。冗談だ。まだ、お前には手を出さねぇよ。お子様だからな」<br />
「！」</p>
<p>馬鹿にしないでくださいと怒ったけれど、優しく微笑む彼にどうしようもなく胸が痛んだ。</p>
<p style="text-align: right">薄桜鬼/土方歳三夢</p>]]></content:encoded>
		<dc:subject>拍手</dc:subject>
		<dc:date>2010-02-10T15:55:02+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/15/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/15/</link>
		<title>拍手より斉藤一夢</title>
		<description>
今日はクリスマス。
恋人たちのクリスマス、ということもあり、町はカップルで溢れている。
「人、多いね&amp;amp;hellip;」
「そうだな」
その仲間に入っているはずの私たちだが、何せテンションが違いすぎる。
きゃぴきゃぴと嬉しそうにはしゃぐ恋人たちとは反対に、人ごみが苦手な私たちは行き場を失...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p><br />
今日はクリスマス。<br />
恋人たちのクリスマス、ということもあり、町はカップルで溢れている。</p>
<p>「人、多いね&hellip;」<br />
「そうだな」</p>
<p>その仲間に入っているはずの私たちだが、何せテンションが違いすぎる。<br />
きゃぴきゃぴと嬉しそうにはしゃぐ恋人たちとは反対に、人ごみが苦手な私たちは行き場を失っていた。</p>
<p>「はじめ、どうする？」<br />
「&hellip;人が、多い」</p>
<p>はじめは心底嫌そうに顔を歪めて、先ほど私が言った台詞をもう一度口にした。</p>
<p>「そうだよね&hellip;もう、はじめの家に行こうか？」<br />
「&hellip;それでいいのか？」<br />
「いいよ。私も人ごみやだし&hellip;なんか映画借りて帰ろうよ」</p>
<p>そして、私とはじめはなるべくクリスマスらしい話の映画を２，３本借りてはじめの家に帰った。<br />
はじめは一人暮らしだ。<br />
そのせいか、はたまた性格のせいかは知らないが（どちらかといえば後者だと思うけど）<br />
とにかく、物がない。<br />
必要最低限なもので構成された部屋は、白く、シンプル。<br />
いたってはじめらしい。<br />
その部屋の割と大き目のテレビの前のソファに座って、映画を見る。<br />
ソファは２人掛けくらいの、小さなものだ。<br />
そう、小さめの―――</p>
<p>「（近い）」<br />
「&hellip;」</p>
<p>そういえば、このソファに二人で座るのは初めてかもしれない。<br />
なんだろう、クリスマスだからだろうか。</p>
<p>なんか、緊張する。</p>
<p>「&hellip;どうした？」<br />
「い、いや&hellip;」<br />
「？」<br />
「す、少し、狭いかなって&hellip;」<br />
「&hellip;そうだな」</p>
<p>はじめはそう言うと、何を思ったのだろう。<br />
私の体は、思い切りはじめに引き寄せられ、はじめの腕の中に収まった。<br />
私は体操座りをして、その上にまたはじめの手がある。<br />
後ろから抱きしめられているような形だ。</p>
<p>「は、はじめ？」<br />
「基本的にこれは一人掛けだからな。すまない」<br />
「（いや、そういうことじゃないんだけどな）」</p>
<p>はじめの腕の中に包まれて、はじめの顔はすぐ横にあって、<br />
とても映画に集中できるような状態ではなかった。<br />
なのに、</p>
<p>「ひ、は、はじめ？」</p>
<p>するり、と。<br />
はじめの髪が私の肩にかかる。<br />
反応がないはじめをそっと覗くと、どうやら私の肩に頭を置いて眠ってしまったようだった。</p>
<p>「ちょっと&hellip;」</p>
<p>右の手で髪をすけば、さらりと美しく指をすり抜け、長い睫毛が見えた。</p>
<p>「！」</p>
<p>――と、突然目が開いたと思ったら、唇に柔らかい感触。</p>
<p>「&hellip;隙だらけだぞ」<br />
「！」</p>
<p>狸寝入りか！<br />
真っ赤になってどもる私を見て、はじめは優しく微笑む。</p>
<p style="text-align: right">薄桜鬼/斉藤一夢</p>]]></content:encoded>
		<dc:subject>拍手</dc:subject>
		<dc:date>2010-02-10T15:52:06+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/14/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/14/</link>
		<title>無題</title>
		<description>泣くことができないあたし。
そんなあたしの傍で大泣きするきみ。

傍からみてあたしたちは、正反対のようでそっくり。
そっくりのようで正反対だった。

「へーすけー」
「なんだ？」
「ひま。稽古しよーぜ。打ち合おうぜ」
「いいけどさあ」
「なに？不満げだな」
「また言われたんだよ...</description>
		<content:encoded><![CDATA[泣くことができないあたし。<br />
そんなあたしの傍で大泣きするきみ。<br />
<br />
傍からみてあたしたちは、正反対のようでそっくり。<br />
そっくりのようで正反対だった。<br />
<br />
「へーすけー」<br />
「なんだ？」<br />
「ひま。稽古しよーぜ。打ち合おうぜ」<br />
「いいけどさあ」<br />
「なに？不満げだな」<br />
「また言われたんだよ。お前と打ち合いすんなってさ」<br />
「&hellip;」<br />
「&hellip;ま、気にしないけど？」<br />
「そうだよ、気にすんなよ！第一、オレはお前を守るために強くなきゃなんねーんだ」<br />
「&hellip;お前、そのために稽古してんの？」<br />
「ん？まあ&hellip;そうなんじゃん？」<br />
「じゃあやらねー。お前とは一生打ち合わねーし」<br />
「なんでだよ」<br />
「んじゃあさ、オレを守るためにオレと打ち合うっておかしくねー？」<br />
「&hellip;」<br />
<br />
そうだけど。&hellip;でも、オレと打ち合いしてくれるやつなんて平助しかいない。&hellip;なんだよ。女、ってだけで。<br />
<br />
「&hellip;」<br />
「&hellip;」<br />
「もういいよ。じゃあ平助とは二度と打ち合わない」<br />
<br />
結局、そうなんだ。平助も、オレのことを女ってみてんだ。女が刀を触るなんておかしい、って思ってんだ。<br />
<br />
「待てって」<br />
<br />
去ろうとするオレの手首を捕まえる平助。<br />
<br />
「なんだよ」<br />
「やっぱやめた」<br />
「え？」<br />
「オレ、お前と打ち合うの好きだし」<br />
「&hellip;」<br />
「それに、決めた」<br />
「&hellip;なにを？」<br />
「お前がオレを守るために強くなるってんなら、オレも、お前を守るために強くなる」<br />
「&hellip;また、怒られるよ？」<br />
「なんでだよ。友達守って何が悪い。これで&hellip;文句もない」<br />
「&hellip;あほ平助」<br />
「うるせーよ！ほら、稽古しよーぜ」<br />
<br />
いつも、いつもあたしは昔から、平助に救われてばかりだ。<br />
<br />
「なんで笑ってんだよ？」<br />
「え？笑ってた？」<br />
「笑ってたじゃん」<br />
「思い出し笑いだよ」<br />
「ふーん？」<br />
「懐かしいなー、平助とばかみたいに稽古してたころ」<br />
「あぁ、ほんとばかみたいに毎日刀振り回してたよな」<br />
「はは、ばかだ」<br />
「&hellip;オレさ、あんとき」<br />
「ん？」<br />
「嬉しかったよ」<br />
「なに？なにが？」<br />
「お前が、オレを守るために強くなるって言ってたとき」<br />
「えー？うそだよ。平助怒ってたじゃない」<br />
「まあ&hellip;それはなんていうか&hellip;情けなくなって」<br />
「？」<br />
「なんで女に守ってもらうんだよって」<br />
「あ！平助実はあたしのこと女ってばかにしてたの？」<br />
「ちっげーよ！でも気にすんじゃんやっぱ」<br />
「&hellip;」<br />
「&hellip;でも！でもさ&hellip;オレ、実はあの頃結構劣等感とかあったからさ」<br />
「平助」<br />
「ん？」<br />
「確かに、あたしは平助の小姓として、平助を守んなきゃいけなかったけど」<br />
「&hellip;」<br />
「それでも、平助だからだよ。平助だから、私は平助を守ろうと思ったんだよ」<br />
「&hellip;おう」<br />
「平助が、平助だから」<br />
「分かった！分かったから」<br />
「平助&hellip;？」<br />
「&hellip;オレも、お前だからだよ」<br />
<br />
ずっと、救われてるんだ。<br />
<br />
（自分だけ救われてると思ったら、大間違いだ）<br />
<div style="text-align: right">薄桜鬼（連載から）/平助ゆめ</div>]]></content:encoded>
		<dc:subject>未選択</dc:subject>
		<dc:date>2010-01-31T16:38:43+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/13/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/13/</link>
		<title>無題</title>
		<description>今日は満月の日だったか
そっと天を仰ぐと彼が泣いている気がした。

「&amp;amp;hellip;、あ&amp;amp;hellip;いない&amp;amp;hellip;」

焦ってサスケの部屋に入ると、そこに彼の姿はなかった。がらりとした部屋はいつもと変わらないはずなのに、そのやけに明るい月明かりのせいか、いつもと違うように見え...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>今日は満月の日だったか<br />
そっと天を仰ぐと彼が泣いている気がした。<br />
<br />
「&hellip;、あ&hellip;いない&hellip;」<br />
<br />
焦ってサスケの部屋に入ると、そこに彼の姿はなかった。がらりとした部屋はいつもと変わらないはずなのに、そのやけに明るい月明かりのせいか、いつもと違うように見えた。<br />
いやな光景が頭に浮かんだ。まさか行ってしまったのか？<br />
冷や汗が滲むのを感じると、後ろから扉の開く音がした。<br />
<br />
「お前&hellip;泥棒かと思った」<br />
「あ&hellip;サスケ、今帰り？」<br />
「おう」<br />
<br />
サスケはぶっきら棒にそう言うと靴を脱いで部屋に入る。身に着けたクナイ、忍具を片付けるとため息と共にベットに倒れこんだ。<br />
<br />
「疲れた&hellip;」<br />
「おつかれ」<br />
「&hellip;なんでいるんだ？」<br />
「う、ごめん」<br />
<br />
サスケが心配になって来たなんて、おせっかいすぎて言えるわけがない。彼はもうあの小さな彼ではないのだから、私の手がなくても大丈夫、なのに。気まずそうに謝る私に、サスケは　別に責めてないと言葉を濁した。<br />
<br />
「サスケも無事に任務から帰ってきたことだし&hellip;帰ろうかな」<br />
「早いな」<br />
「なに？いてほしい？」<br />
「別に」<br />
「&hellip;そう」<br />
<br />
少しがっかりして帰ろうとする私の手を、サスケが掴んだ。思わず振り向くと、まっすぐで深い瞳に捕まった。<br />
<br />
「&hellip;どうした？」<br />
「&hellip;いれば」<br />
「え？」<br />
「まだ時間大丈夫だろ」<br />
「う、うん&hellip;」<br />
<br />
電気をつけていない部屋は、月明かりで満たされている。残酷なほど、優しい光。<br />
ぎゅ、とサスケの手に力がこもる。<br />
<br />
「いてくれて、良かった」<br />
「え？」<br />
「お前がいて、安心した」<br />
<br />
ぽつりと紡ぎ出される言葉は頼りなく小さい。そっと耳を澄まさないと聞こえない。<br />
サスケの声が聞きたくて、サスケの声しか聞きたくなくて、固く瞳を閉じた。<br />
<br />
この光はオレはどうも苦手だ<br />
<br />
そう聞こえた声は自嘲的で震えていたから、強く強く抱きしめた。<br />
&nbsp;</p>
<p style="text-align: right">ＮＡＲＵＴＯ/サスケゆめ</p>]]></content:encoded>
		<dc:subject>未選択</dc:subject>
		<dc:date>2010-01-19T23:55:04+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/12/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/12/</link>
		<title>無題</title>
		<description>暖かい、

「&amp;amp;hellip;」

そして平助の香り。
なんでだろう。あれ、ここどこだっけ。

眠い目をそっと開けると、すぐそこに平助の顔があった。

「（&amp;amp;hellip;あ、思い出した）」

昨日はクリスマスイヴだった。
だけど結局どこへ行くわけでもなく平助の家に行って、し...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>暖かい、<br />
<br />
「&hellip;」<br />
<br />
そして平助の香り。<br />
なんでだろう。あれ、ここどこだっけ。<br />
<br />
眠い目をそっと開けると、すぐそこに平助の顔があった。<br />
<br />
「（&hellip;あ、思い出した）」<br />
<br />
昨日はクリスマスイヴだった。<br />
だけど結局どこへ行くわけでもなく平助の家に行って、しかも特にすることがないので仕方なしにその場にあるゲームをしていたら、意外にハマって夜中までやって&hellip;挙句の果てに床でそのまま寝てしまったというオチだ。<br />
<br />
「（なんて間抜けなクリスマス&hellip;）」<br />
<br />
特にいちゃこらするわけでもなく、ロマンチックな夜を過ごしたわけでもなく、というかクリスマスなんてことすっかり忘れて過ごしてしまった。不覚&hellip;といえば不覚。<br />
そっと隣を見ると、平助がいる。小さく聞こえる寝息を聞くと、別にいいかとも思えてくる。<br />
&hellip;というか、一緒に寝たのなんて初めてじゃない？<br />
今更緊張するも何もないはずなのに、顔が少し赤くなるのを感じた。平助が寝ててよかった。<br />
改めて寝ている平助を見ると&hellip;やっぱかっこいい。彼氏ばかなのだろうか。でも、顔は整っていると思う。よく見ると睫も長い。羨ましい。<br />
いつのまにか平助の頬に手を伸ばしていた。特に何もするわけでもないけど、平助の頬にかかる髪を少し払った。<br />
――――と、<br />
<br />
「！」<br />
<br />
唇に、柔らかい感触。<br />
一瞬で離されると、にこりと平助が微笑んだ。<br />
<br />
「寝てると思った？」<br />
「お、起きて、」<br />
「おはよ」<br />
<br />
はあ、と上半身を起こして背伸びをする平助。&hellip;なんか、新婚みたい、なんて。<br />
<br />
「起きてたの？」<br />
「うん。ていうか俺、結構前から起きてたし」<br />
「え」<br />
「そんでずっとお前の寝顔見てたら急に起きそうだったから、やばいと思って寝た」<br />
「な、寝顔って」<br />
「可愛かったよ」<br />
「&hellip;」<br />
<br />
平助は真っ赤になる私の顔を特に気に留めるわけでもなく起き上がった。彼にとってこういう言葉は日常茶飯事だ。しかもからかうつもりがないから、また困ったもんで。<br />
<br />
「ていうか俺らいつの間にか寝ちゃってたんだなー」<br />
「ね、びっくりした」<br />
「だよなあ。ていうか泊まりなんて、&hellip;」<br />
「&hellip;な、何か」<br />
「してない！何もしてない！」<br />
「ほ、ほんとでしょうね？」<br />
「ほんとだって」<br />
<br />
ふう、とお互いに息をつく。何してんだろう。<br />
<br />
「でも惜しいことしたっちゃしたよな」<br />
「平助！」<br />
「じょ、冗談だって」<br />
<br />
ほら、と差し出されたホットミルクを飲む。&hellip;なんだか不思議な気分。<br />
<br />
「&hellip;」<br />
「平助？」<br />
「&hellip;そ、そんなにだめ？」<br />
「え？」<br />
「手、出したら」<br />
<br />
な、何を言い出すんだ！<br />
<br />
「や、出さねぇよ！？出さねぇけどさ&hellip;その、確認っていうか」<br />
「いるの？確認」<br />
「い、一応」<br />
「&hellip;」<br />
「&hellip;や、やっぱいいや」<br />
「え？」<br />
「なんか傷つきそうだからやめとく」<br />
<br />
平助はそのままホットミルクを一気飲みしてあっちい！と叫んだ。気まずそうな顔をして、昨日散らかしたゴミを片付け始める。そんな様子を見て、なんだかとても愛しくなるのは病気かもしれない。<br />
<br />
「平助」<br />
「ん？」<br />
「い、いいよ」<br />
「&hellip;」<br />
「別に&hellip;いい」<br />
「&hellip;そ、そっか」<br />
「&hellip;」</p>
<p>平助はゴミを持った手を止めて、こちらに来て私を抱きしめた。<br />
<br />
「あー&hellip;やっぱ聞かなきゃよかったかも」<br />
「え？」<br />
「聞いたらいいかなって思うじゃん」<br />
「！」<br />
<br />
固くなる私に気づいてか、平助は優しく微笑むとそっと頬にキスを落とした。<br />
<br />
&nbsp;</p>
<p style="text-align: right">薄桜鬼/平助ゆめ</p>]]></content:encoded>
		<dc:subject>未選択</dc:subject>
		<dc:date>2009-12-31T00:20:30+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
		<dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
		<dc:rights>すず</dc:rights>
	</item>
	<item rdf:about="http://suzu.iku4.com/Entry/11/">
		<link>http://suzu.iku4.com/Entry/11/</link>
		<title>無題</title>
		<description>好きも嫌いも紙一重だってのは、自分で身にしみて分かっていた。顔を合わせれば喧嘩ばかりだけど、それでも、心のどこかに弾む気持ちがあるのは知っていた。

「&amp;amp;hellip;あれ、土方さん。総悟は？」
「あ？知らねぇよ。俺に聞くな」
「ふーん」

特に期待していたわけじゃないけれど、なんだか拍...</description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>好きも嫌いも紙一重だってのは、自分で身にしみて分かっていた。顔を合わせれば喧嘩ばかりだけど、それでも、心のどこかに弾む気持ちがあるのは知っていた。<br />
<br />
「&hellip;あれ、土方さん。総悟は？」<br />
「あ？知らねぇよ。俺に聞くな」<br />
「ふーん」<br />
<br />
特に期待していたわけじゃないけれど、なんだか拍子抜けだったのは確かだった。別にこれといった用事があるわけでもなかったから、手持ち無沙汰になってしまう。うーん。どうしよう。<br />
<br />
「&hellip;お前、あいつがいねぇと大人しいな」<br />
「え？そんなことないですよ」<br />
「俺は誰とはいってねぇけどな」<br />
「&hellip;」<br />
「まあいい。暇なら少し付き合え」<br />
<br />
すでに私に拒否権はない。すたすたと先を行く土方さんに、特に反抗する理由もないのでついて行こうとする。――する。<br />
<br />
「&hellip;じゃま、総悟」<br />
「俺と話しもしないで土方さんとどこに行くってんです？」<br />
「なんで総悟と話さなきゃいけないの&hellip;」<br />
「毎日話してるじゃねぇですかい」<br />
「話し、というか喧嘩だよね」<br />
「どっちでもいいんでさァ」<br />
「（&hellip;よくない）」<br />
「とにかく、行かないでくだせぇ」<br />
「&hellip;なんでよ」<br />
「俺が、あんたと話すのが楽しみだからでさァ」<br />
「&hellip;、だいたい、総悟がいなかったから、」<br />
「俺がいなかったら土方さんのところに行くんですかィ？」<br />
<br />
ずい、と総悟の顔が近くなる。いつもの変な真顔じゃない。真剣そのもののその瞳は少し怖い。&hellip;もしかして怒ってる？<br />
<br />
「あんたが毎日俺と話すのは俺しかいないからですかィ？」<br />
「&hellip;」<br />
「じゃあもし俺がいなかったら、あんたは別の誰かとこうやって毎日話すわけですかィ？」<br />
「&hellip;総、」<br />
「俺は、あんただからここにいるんですぜ」<br />
「&hellip;&hellip;」<br />
<br />
怒っていいのか笑っていいのか&hellip;はたまた泣けばいいのか。どんな顔をしていいのか、分からない。言葉の意味も、よく掴めない。<br />
<br />
「&hellip;変な顔してますぜ」<br />
「だ、だって総悟が急に変なこと言い出すから、」<br />
「あんたは、俺だけを選べばいい」<br />
「え&hellip;」<br />
「俺だけを選んでくだせぇ」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;自分勝手」<br />
「今更気づいたんだったら、あんたは相当の馬鹿ですぜ」<br />
<br />
そう言う総悟の顔はさっきとは違った。また、昨日までとも。<br />
<br />
そうやってまた今日も喧嘩をするのだけど、これが痴話喧嘩だってことに、誰が最初に気づくんだろう。<br />
<br />
&nbsp;</p>
<p style="text-align: right">沖田総悟ゆめ／銀魂</p>]]></content:encoded>
		<dc:subject>未選択</dc:subject>
		<dc:date>2009-12-27T23:56:33+09:00</dc:date>
		<dc:creator>すず</dc:creator>
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